NYO

団塊ノ絶滅、氷河期ノオワリ

団塊ノ絶滅、氷河期ノオワリ Episode.012

第2章 総帥の栄光と不安作:NYO 翌朝、兵士たちの歓声で俺は目覚めた。 なんだ・・・何事だ・・・! 軍服を着て天幕の外に飛び出すと、マオさんが満面の笑みで近づいてくる。 「やあ、おめでとう、駒潟同志」 おめでとう?どういうことだ。 怪訝な...
団塊ノ絶滅、氷河期ノオワリ

団塊ノ絶滅、氷河期ノオワリ Episode.011

第2章 総帥の栄光と不安作:NYO はぁ・・・。 ため息とともに、俺は寝床にダイブした。 それじゃリラックスできないでしょ・・・と、アケミが軍服を脱がしにかかる。 党中央委員会が終了し、自分の天幕にたどり着いた頃にはすでに日付が変わっていた...
団塊ノ絶滅、氷河期ノオワリ

団塊ノ絶滅、氷河期ノオワリ Episode.010

第2章 総帥の栄光と不安作:NYO 結局、臨時委員会は深夜にまで及び、親衛隊の指揮権はロレンスが、新山下軍管区は和尚が引き継ぐことに決した。和尚の担当していた鶴見軍管区の港湾地区以外は、扇島軍管区と合わせてマオさんが引き受けることとなった。...
団塊ノ絶滅、氷河期ノオワリ

団塊ノ絶滅、氷河期ノオワリ Episode.009

第2章 総帥の栄光と不安作:NYO ・・・と、これが俺の語り得る革命の現状だ。 つまり、二月蜂起が上手くいったのは俺が老人と手を組み、その指示に従っていたからで、和尚の立てた計画なんぞが本当に図に当たっていたかは疑わしい。それを、すべて自分...
団塊ノ絶滅、氷河期ノオワリ

団塊ノ絶滅、氷河期ノオワリ Episode.008

第1章 氷河期と革命軍作:NYO 古今東西、文明が行き過ぎた国は滅びる傾向にあります。そこには、ある一定のパターンが存在する。日本もご多分にもれず、その鬼門に向かって滑り落ちようとしています。 発達した都市のなかで純粋培養されたエリートたち...
団塊ノ絶滅、氷河期ノオワリ

団塊ノ絶滅、氷河期ノオワリ Episode.007

第1章 氷河期と革命軍作:NYO 車は海沿いの国道から右に折れて、住宅街を進んでいた。 名刺に記されている『厭世閣主人』。博識なロレンスならピンと来たにちがいない。 『七里ヶ浜の老人』というやつだ。 戦時中の教育界に現れたカリスマにして、当...
団塊ノ絶滅、氷河期ノオワリ

団塊ノ絶滅、氷河期ノオワリ Episode.006

第1章 氷河期と革命軍作:NYO そう、あれは尊厳死法が成立し、いよいよ救世の毒薬の生産が開始されようとしていた頃だった。まさか、こう急転直下でコトが運ぶとは思っていなかった俺は、目前に迫った死の約束の履行に怯えていた。 「外国に逃げちまお...
団塊ノ絶滅、氷河期ノオワリ

団塊ノ絶滅、氷河期ノオワリ Episode.005

第1章 氷河期と革命軍作:NYO 時世の追い風に乗って、希死の会は瞬く間に野党第一党へと伸し上がった。 人口のボリュームゾーンである団塊ジュニアを中心に支持者を増やし、安らかな末期を望む団塊世代もこれに迎合。マオさんの引き抜きに応じて、有力...
団塊ノ絶滅、氷河期ノオワリ

団塊ノ絶滅、氷河期ノオワリ Episode.004

第1章 氷河期と革命軍作:NYO ディレクターに指定されたカフェに入る。いま流行りの女給カフェだ。ちなみに、女給カフェはメイド喫茶の看板を掛け替えただけの店が多い。ホールスタッフの女性たちも、今は高齢化して四十代がメインのようだ。 俺が煽り...
団塊ノ絶滅、氷河期ノオワリ

団塊ノ絶滅、氷河期ノオワリ Episode.003

第1章 氷河期と革命軍作:NYO コードネームを名乗りだしたのはオースギだった。 俺もマオさんも、最初は嫌がった。 だが、革命家にはコードネームが必要なんだそうだ。 俺はペンネームをそのままコードネームにした。面も割れてりゃ、本名も知れ渡っ...